荒井神社

 

御祭神

 

主 神

大己貴神おおなむちのかみ

日本の国土を開拓された「国造りの神」である大己貴神は、その他にも数多くの事績を残されました。「土木・建築(地鎮祭)の神」、「縁結びの神」、「医療施薬(健康)の神」をはじめたくさんの御神徳があり、また、福の神“だいこくさん”として世の人に慕われ、広く信仰されています。

相殿神

事代主神ことしろぬしのかみ

「商売繁盛の神」「漁業・海上交通の神」である事代主神は、“えべっさん”として親しまれています。当社では、明治41年に惠美酒神社を合祀し、“だいこくさん”とともに福の神として厚く崇敬されています。

御神徳

  • 農業守護神・土木、建築の神
  • 医療施薬の神・安産、縁結びの神
  • 漁業海上交通、商売繁盛の神
 

境内社

宇賀神社(初辰稲荷社)

宇迦之御魂神うかのみたまのかみ

殖産・興業・商売の守護神

創立年月は不詳ですが、元亀2年(1571)の棟札があり、古くより大神の御饌をつかさどる神として本殿近くに鎮祭されています。平成25年の国恩祭斎行を記念して、社殿を新調しました。

美雄弥神社

治幽大神かくりよのおおかみ・英霊神

日清、日露戦争から大東亜戦争に至るまでの荒井町出身戦歿者240柱を祀っています。荒井神社旧本殿の社殿は萬治2年(1659)の棟札が残り、昭和63年に高砂市文化財に指定されています。

幸神社

猿田彦神さるたひこのかみ

疱瘡・できもの・火(とんど)の守護神

延享4年(1747)の創立。もと古浜(現在のサントリー高砂工場)に在りしを明治41年に当社境内地へ移転。

浜之(大和)神社

大歳神おおとしのかみ

農業・塩田の守護神

延宝9年(1612)の創立。もと新浜(現在の神戸製鋼所高砂製作所)に在りしを明治41年に当社境内地へ移転。荒井浜の塩田開発の守護神として勧請奉斎せし姫路城主松平大和守直矩公の徳を讃えて大和社とも称されます。

琴平神社

大物主神おおものぬしのかみ

醸造・航海の守護神

創立年月は不詳ですが貞享5年(1688)の棟札があり古くから当社の境内地に祀られています。

御旅所

八幡神社

応神天皇(品陀和気皇命ほむだわけのみこと

はやり病・厄除けの神

応永年間(1394~1428)、荒井城の初代城主杉岡蔵人の崇敬を受け、私邸に八幡宮が建立されました。元亀元年(1570)9月、その末裔で最後の荒井城主である杉岡惣大夫により、八幡宮に社地が献上され、社殿は再建されました。以来、一般庶民にも厚い信仰を受けるようになり、現在では荒井神社の御旅所として秋の例祭には神輿が奉安されます。

兵庫県高砂市荒井町御旅1丁目10番7号

荒井町内の神社

三社大神社

天照皇大神あまてらすすめおおかみ

品陀和気命ほむだわけのみこと(八幡大神)

天児屋根命あめのこやねのみこと(春日大神)

第90代亀山天皇の御代に小松原城の守護神、また小松原一族の氏宮として創建されました。御本殿は室町期の建築様式を残した貴重な文化財です。

兵庫県高砂市荒井町小松原3丁目4番9号

御所殿神社

印南別嬢命いなみのわけいらつめ

創立年月は不詳ですが、『播磨国風土記』に見える景行天皇が印南別嬢命を求婚される舞台となった南毗都麻(なびつま)という嶋が荒井を中心とするこの地域です。神社前の池からは弥生時代の高坏も発見されており、この場所の古さを物語っています。

兵庫県高砂市荒井町小松原3丁目7番14号